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社内ウェブ担当者が制作に行き詰まる理由 ウェブ制作で最も大事なこと

色々な企業さんのウェブ制作を手がけることが多くなって来たのですが、どこの会社さんでもウェブの新規立ち上げやリニューアルを任されることになったいわゆる”ウェブ制作担当者”さんが困り果てているのを目の当たりにします。
なぜ進まない、一体どうしたらいいんだ、と悶々として居る人を見かけたりします。
「進まないのでもう3ヶ月も放置してしまって。。。困り果てたので助けてください。」といった感じで依頼されることもしばしば。
そのようなパターンで共通しているのは、まずはデザインから着手と考えている場合でした。

なぜ制作が進まないのか

料理を提供することに例えるなら、食べる人が人間かどうかもわからなくて、どんな料理法でどんな味付けをするか何人分なのか、どんなスタイルなのか、何も情報がなくいきなり食材を加工しなければならない、みたいな感じでしょうか。
制作に着手しようとしても動きが止まるのは情報が整理されていないからです。

大事なのは情報を設計することです。

私の経験上、ここが練られていないと、途中でグダグダになる確率はほぼ100%と言ってもいいほどです。先を急いで必要ないと言う人もいますが、後でブレて結局時間がかかることになります。
もし、この工程がなくてもうまくいったと思うことがあれば、それはディレクターなりプロデューサーなりデザイナーがこの工程を自分の中で踏んだということが側から見えなかっただけかもしれません。

 

デザインは、言葉をビジュアル化したものです。
そして何らかの目的へ誘導するための手段でもあります。

 

最近は、アジャイル開発といって、短いスパンで「作っては修正」を繰り返し、機能を段階的にリリースしていく手法が良しとされることもありますが、私が関わるウェブサイトはアプリ系の開発ではないので、要件や目的、戦略を整理して構成案を固めてから制作に入っていくというやり方のほうが向いています。
デザイン工程や原稿作成など、各フェーズではアジャイル的なやり方をしているということはありますが、下記の工程が結果的にスムーズだと実感しています。

 

制作プロセスはざっとこんな工程があります。

商品サイトやコーポレートサイトの制作プロセス

  1. ミーティング
    要望の確認
    目的・ウェブの役割についての目線合わせ
    目標ゴールの目線合わせ
  2. 競合リサーチ
    ポジショニングマップ
    他社コンセプト調査
  3. 企画 戦略設定
    コンセプト 何を打ち出していくか 何を強調していくか
    ターゲットは誰
    ビジョン ミッション
  4. 要件定義
    機能・画面全体量まとめ
    作業タスクのリスト化
    実行範囲の決定
    見積もり
    スケジューリング
    担当決め
  5. サイト設計方針 
    構成
    サイトマップ
    ワイヤーフレーム
    文章設計
    文章量
  6. 原稿作成
    キャッチ
    各ページのテキスト
  7. ビジュアル案検討
    配色
    フォントイメージ
    トーン 世界観
    インタラクション
  8. 制作
    素材加工
    コーディング
    CMS等組み込み
  9. 検証

制作後はPDCAを回していく、、、。

発注主である社内の人は3)まで固め、そのまとめた内容を制作会社に伝えるところからスタートすることが理想です。それは事業を継続して担っていく人がこの部分を押さえておくことは、いろんなことを進めていく上で指針になり、判断・行動できるようになるからです。
ただ、実際に社内では、そこまで情報を設計できる体制を整えることが難しい場合が多いので、必要に応じてお手伝いをすることもあります。が、戦略という考えを落としていく主体は企業の担当者さんであることを大事にしています。

次回は、情報の整理と設計の方法について、具体的に書いていければと思います!